シロアリ予防は無駄?本当に必要?やる家とやらない家を分ける5つのチェック

シロアリ予防

ネットで「シロアリ予防はいらない」と書かれていたけど、本当なのかな…

この記事では、シロアリ予防が無駄になるのかどうかについて解説します。

結論からお伝えすると、無駄になるかどうかは家の条件で決まります

すべての家に当てはまる答えはなく、条件で分かれるということです。

自分の家がどちらに当たるかは、床下を見てもらえばはっきりします。

シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付も24時間365日で動いています。

まず今の状態を知る

結論:無駄になるかは家の条件で決まる

まず、どちらに分かれるのかを整理します。

まずは、優先度が下がるケースからです。

無駄になりやすい家

シロアリ予防は、すべての家で同じ優先度になるわけではありません。

まず、床下そのものがない住まいは対象になりません

集合住宅の中層階から上は、条件がそもそも当てはまりません。

  • 集合住宅の中層階から上に住んでいる
  • 前回の施工から日が浅く、保証の期間内にある
  • 近いうちに建て替えや売却の予定がある
  • 木部がほとんどない構造の建物

2つ目は、今やる必要がないというだけで不要という意味ではありません。

保証が切れる年が来れば、あらためて判断する場面がやってきます。

3つ目も、売却の際に状態を聞かれることがある点は覚えておいてください。

やっておきたい家

一方で、優先度が上がる条件もはっきりしています。

いちばん大きいのは、前回の施工から年数が経っていることです。

日本しろあり対策協会は、薬剤について次のように案内しています。

協会のQ&Aでは、シロアリの薬剤は5年の効果を目処に作られているとしたうえで、5年ごとの施工がすすめられています。5年で切れると決まっているわけではありませんが、そこを目安に考える設計になっているということです。

参照:公益社団法人 日本しろあり対策協会「シロアリ工事は何年ごとにするものなのでしょうか。」

そのため、前回から5年以上経っている家は候補に入ります

新築以来まだ一度もやっていない家も、同じく候補になります。

条件を表で確認する

判断に使う条件を、優先度とあわせて並べました。

気になる行があれば、そのリンク先から読み進めれば十分です。

条件優先度くわしく読む
前回から5年以上経った高いチェック1
床下が湿っぽい高いチェック2
羽アリを見たことがある高い(予防より先に点検チェック3
これから長く住むチェック4
保証の期間内にある今は低い無駄になりやすい家
中層階から上に住んでいる対象外無駄になりやすい家

上の3行は、床下を見るまで確かめきれない条件です。

シロアリ110番なら床下を見たうえで、今の状態を教えてもらえます。

床下を見てから判断できる

「無駄」と言われる4つの理由を確かめる

そもそも、なぜ無駄という声が出てくるのかを見ていきます。

まずは、いちばん根っこにある理由からです。

理由1 効果が目に見えない

無駄と感じるいちばんの理由が、これです。

施工しても、何が変わったのかが見た目ではわかりません

床下という普段見えない場所での作業なので、なおさらです。

これは予防という行為に共通する性質です。何も起きなかったとき、それが予防のおかげなのか、もともと起きなかったのかは区別できません。効果が見えないことと、効果がないことは別だという点は押さえておいてください。

だからこそ、施工報告書や床下の写真をもらっておくと納得しやすくなります。

何をしたのかが記録に残れば、あとから振り返れます。

次に施工する年を決めるときの手がかりにもなります。

理由2 5年ごとに費用がかかる

2つ目が、繰り返しかかる費用への抵抗です。

一度きりではなく、数年ごとに判断する場面が来ます

これは薬剤の効果が続く期間に合わせた設計によるものです。

回数を減らしたい方は、10年保証を出している業者を探すという選び方もあります。ただし対象になる家に条件が付いていることが多いので、そこは確認してください

費用が気になる場合も、まず自分の家の金額を知るところからです。

相場を調べ続けても、自分の家の数字は出てきません。

金額が決まる仕組みはシロアリ予防の費用相場で解説しています。

理由3 うちは大丈夫だと思える

3つ目が、これまで何も起きていないという実感です。

ただしシロアリは木材の中を食べ進みます

外から見て変化がないことは、何もない証拠にはなりません。

協会の資料では、蟻道や蟻土、食痕が手がかりになるとされています。いずれも床下や基礎まわりを見なければ気づけないものです。住んでいる人が気づくのは、床の沈みなど変化が出てからになります。

つまり大丈夫かどうかは、見てみないと言えません

逆に、見てもらって問題がないとわかれば、安心して見送れます。

その判断材料を得る方法は、このあとの迷ったときの第三の選択肢で紹介します。

理由4 訪問販売の印象が強い

4つ目は、業界そのものへの印象です。

突然の訪問で不安を伝えられ、その日のうちに契約を求められるケースがあります。

これは実際に相談として寄せられている進め方です。

国民生活センターは、訪問して点検を申し出る形の勧誘を点検商法として相談件数を公表しています。2025年度は19,696件でした。シロアリに限らず屋根や給湯器も含む数字ですが、こうした経験が業界全体の印象につながっている面はあります。

参照:独立行政法人 国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」

ただし、これは頼み方の問題であって工事そのものの問題ではありません

自分から連絡して呼んだ場合は、この形になりません。

予防が必要かを判断する5つのチェック

ここからは、自分の家で確かめる項目を見ていきます。

まずは、いちばん効いてくる年数からです。

チェック1 前回の施工から何年経っているか

最初に確かめたいのが、前回いつやったかです。

数える起点は築年数ではなく、前回の施工日になります。

保証書や引き渡しの書類に、日付が残っていることがあります。

新築時に防蟻処理をしている家がほとんどなので、何もしていないつもりでも一度は施工されていることが多くあります。その場合、引き渡しから数えて5年目が最初の節目です。書類が見つからなければ、床下を見て判断してもらえます。

逆に保証の期間内であれば、今すぐ動く必要はありません

切れる年をメモしておけば、そのときに判断すれば十分です。

周期の考え方はシロアリ予防は何年ごとに必要かで解説しています。

チェック2 床下の湿気と家のまわり

2つ目が、家のまわりの環境です。

シロアリは湿った木材を好むため、条件がそろう家ほど優先度が上がります

次のような条件が重なるかどうかを見てください。

  • 雨のあとに水たまりが残る場所がある
  • 庭に切り株や木材を置いている
  • 床下の換気口が物でふさがれている
  • 近所でシロアリの被害があったと聞いた

これらは自分の目で確かめられる項目です。

あてはまるものが多いほど、見てもらう価値が上がります。

片づけや掃除で減らせる条件もあるので、そこから始められます。

チェック3 羽アリを見たことがあるか

3つ目は、いちばん強い手がかりです。

羽アリは近くに巣がある可能性を示すものだからです。

この場合、予防が必要かという議論の前の段階になります。

すでに被害が出ていれば、必要なのは予防ではなく駆除です。無駄かどうかを考える対象そのものが変わります。心当たりがある方は、この記事の続きより先に床下を見てもらってください。

春や初夏に見た記憶があれば、その時期と場所を思い出しておいてください。

点検のときに伝えれば、どこを重点的に見るかの手がかりになります。

見つけたときの動き方はシロアリ予防の時期と春の羽アリ対策にまとめています。

チェック4 これから何年住むか

4つ目が、住み続ける期間の見通しです。

長く住むほど、被害が出たときの負担も自分に返ってきます

逆に数年で手放す予定なら、優先度は下がります。

ただし、売却するときに施工の記録を聞かれることがあります。保証書や施工報告書が残っていれば、状態を説明する材料になります。手放す予定があるからといって、記録まで捨てないでください。

判断に迷うのは、10年以上住む見込みがある場合です。

その場合は、次の項目とあわせて考えてください。

家の条件によって、選べる方法も変わってきます。

チェック5 床下に入れる家かどうか

最後が、そもそも施工できる家かという条件です。

床下が低い家や点検口がない家では、選べる方法が限られます

その場合は、屋外に容器を埋める工法が候補になります。

床下に入れるかどうかは、図面を見てもわかりません。実際に潜ってみて初めて通れないと判明することもあります。この点も、見てもらってはじめてはっきりする条件のひとつです。

5つのうち3つ以上あてはまるなら、一度見てもらう価値があります

あてはまらない場合も、判断そのものは残しておいてください。

工法の違いはバリア工法とベイト工法の違いで解説しています。

迷ったときの第三の選択肢

やるかやらないかの二択で考える必要はありません。

まずは、いちばん取りやすい方法からです。

予防の前に見てもらうだけにする

迷っている段階でできるのが、状態を知ることです。

床下を見てもらえば、今やるべきかどうかの材料が手に入ります

問題がなければ、そのまま見送るという判断もできます。

見てもらったらそのまま契約しないといけないのかと思っていたけど、そうでもないんだ

見積もりを見てから決められる、という業者もあります。

その場で結論を出す義務はどの業者に対してもありません

持ち帰って考えたいと伝えれば、日を改めてもらえます。

点検のあとに床下の写真を見せられると、判断を急ぎたくなります。写真はデータでもらっておけば、あとから家族と見ながら考えられます。急がせる理由が説明されるかどうかも、あわせて見ておいてください。

迷っている段階でも、材料を集めること自体は進められます

蟻害・腐朽検査という制度もある

もうひとつ、あまり知られていない選択肢があります。

日本しろあり対策協会には、蟻害・腐朽検査という制度があります。

協会が認定した検査士が検査し、定められた様式の報告書で報告する仕組みです。

参照:公益社団法人 日本しろあり対策協会「蟻害・腐朽検査制度」

協会のページでは、この検査を利用する場面のひとつとして「新築以来、シロアリの防除施工をしていない」が挙げられています。まさに今の状況にあたる方も多いはずです。検査士は全国に約1,000名が登録されているとされています。

報告書の様式が定まっているため、検査した人による差が出にくいのが特徴です。

中古住宅の売買前に状態を確かめたい場合にも使われています。

施工を前提にせず状態だけ知りたい方には、選択肢のひとつになります。

やらなかった場合に起きること

見送った場合に何が変わるのかも整理しておきます。

まずは、家そのものの側で起きることからです。

守られていない期間が生まれる

見送るということは、保証もない状態が続くということです。

業者に頼んでいれば、期間内に出たら費用なしで再施工を受けられます

この仕組みが使えないという点が、実際の差になります。

見送る判断そのものが誤りだという話ではありません。条件が当てはまらない家なら、それは合理的な選択です。ただし、何が起きたときに自分で負担することになるのかは知ったうえで決めてください。

判断を先送りにするなら、次に考える年だけ決めておくと抜けません。

カレンダーやスマホに入れておくだけでも十分です。

切れてから気づくケースが、いちばん避けたい形になります。

被害は災害として扱われている

制度の面から見ると、興味深い扱いがあります。

国税庁は、シロアリによる被害を害虫その他の生物による異常な災害に該当するとしています。

そのため、駆除と修繕の費用は雑損控除の対象になるとされています。

参照:国税庁 質疑応答事例「シロアリの駆除費用」

つまり、地震や火災と同じ枠組みで扱われているということです。起こりうるものとして制度上も想定されている、という見方ができます。なお予防の費用は対象にならないとされているので、そこは分けて考えてください。

この扱いは、被害が起きる前提で制度が組まれていることを示しています。

税の扱いは一軒家のシロアリ予防費用でくわしく整理しています。

判断のために相談できる先

最後に、状態を知るための相談先を整理します。

まずは、地域を問わず頼める窓口からです。

全国どこでも見てもらいたい場合

住んでいる地域を問わず頼みたいなら、全国対応の窓口が候補です。

シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付は24時間365日です。

エリアや築年数の条件がないため、対象かどうかを調べる手間がかかりません。

迷っている段階で呼んでも問題ありません。見積もりを見てから決められるため、状態を知るためだけに使うこともできます。訪問を待つより、自分のタイミングで呼んだほうが落ち着いて判断できます。

実際の評判はシロアリ110番の評判と口コミで整理しています。

シロアリ110番は条件を問わず受け付けているので、まず状態を知れます。

全国47都道府県に対応

費用をかけずに状態を知る

迷っている段階では、費用のかからない方法から始められます。

キャッツは調査と見積もりの提出まで費用がかからないと公式に記載しています。

築年数の条件も示されていないため、対象を調べる手間がありません。

項目内容
保証施工後5年間。期間内の発生は費用なしで防除施工
事業所全国25ヶ所(2026年1月現在)
使用する薬剤日本しろあり対策協会の施工方法に基づいた薬剤
保険施工に起因する事故に備えてPL保険に加入
調査・見積もり費用なしで実施
株式会社キャッツ公式サイトの記載をもとに作成(2026年8月時点)

くわしい条件はキャッツのシロアリ予防の料金で整理しています。

キャッツは調査と見積もりの提出まで費用がかからないので、判断材料だけ手に入ります。

調査と見積もりは費用なし

シロアリ予防が無駄かについてよくある質問

最後に、この話題でよく出る質問をまとめました。

Q
新築の家でもシロアリ予防は必要ですか?
A

新築時に防蟻処理をしている家がほとんどです。

そのため、引き渡しから数えて5年目が最初に考える節目になります。

詳しくはチェック1 前回の施工から何年経っているかをご覧ください。

Q
マンションに住んでいますが対象になりますか?
A

中層階から上は、床下という条件そのものが当てはまりません。

1階については、建物の管理者に相談するのが先になります。

詳しくは無駄になりやすい家で解説しています。

Q
何も起きていないので、やらなくていいですか?
A

シロアリは木材の中を食べ進むため、外から見ても変化が出ません。

見てもらって問題がなければ、安心して見送れます。

詳しくは理由3 うちは大丈夫だと思えるをご覧ください。

Q
施工を頼まずに状態だけ知る方法はありますか?
A

見積もりを見てから決められる業者に、点検だけ頼む方法があります。

協会の蟻害・腐朽検査という制度を使う方法もあります。

詳しくは迷ったときの第三の選択肢にまとめています。

Q
数年で引っ越す予定でもやるべきですか?
A

手放す予定があるなら、優先度は下がります。

ただし売却のときに施工の記録を聞かれることがあります。

詳しくはチェック4 これから何年住むかで解説しています。

まとめ:やるかどうかは見てから決められる

シロアリ予防が無駄になるかは、家の条件で分かれます。

すべての家に当てはまる答えはなく、自分の家の条件で決まります

やるかやらないかを、今この場で決める必要はありません。

床下を見てもらえば、見送るという判断も根拠を持ってできます

問題がなければ、それがわかっただけでも収穫になります。

床下の傷みは考えている間も進むので、確かめるのが早いほど手は多く残ります。

シロアリ110番はエリアや築年数の条件がなく、受付も24時間365日です。

条件なしで相談できる
タイトルとURLをコピーしました