
何社かに見積もりを頼みたいけど、どう進めればいいのかわからない…
この記事では、シロアリ予防の見積もりの取り方と比べ方について解説します。
結論からお伝えすると、大事なのは社数より条件をそろえることです。
伝える内容がばらばらだと、出てきた金額を並べても比べられません。
まず1社目が決まらないと、比べる基準そのものが手に入りません。
シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付も24時間365日で動いています。
結論:社数より条件をそろえる
まず、なぜ複数社に頼むのかという前提から整理します。
まずは、1社だけでは何が判断できないのかからです。
なぜ1社では判断できないのか
シロアリ予防は、料金を公表している業者がごくわずかな分野です。
そのため出てきた金額が妥当かどうかを比べる相手がいません。
ネットの相場表も、出どころが書かれていないものが大半です。
もうひとつの理由が、工事の中身が業者ごとに違うことです。同じ「シロアリ予防」でも、処理する範囲や使う工法、保証の年数がそろっているとは限りません。金額だけを見ても、何を買っているのかが読み取れないのです。
つまり2枚目の見積書が、1枚目を読むための物差しになります。
安くするために比べるというより、中身を理解するために比べる作業です。
金額が決まる仕組みはシロアリ予防の費用相場で解説しています。
2社か3社で十分な理由
何社に頼むべきかは、多いほどいいというものではありません。
床下の点検には立ち会いが要るため、社数を増やすほど自分の負担が増えます。
1社あたり半日近くかかることもあり、日程を合わせるだけでも手間です。

4社5社と増やすと、比べる前に疲れてしまいます。2社で違いが見えれば、そこで決めてしまってかまいません
2社で金額と内容の差が説明できるなら、3社目は必須ではありません。
逆に2社の差が大きすぎて理由がわからないときは、3社目が効いてきます。
迷ったらまず2社から始めて、必要になってから足すという進め方で十分です。
進め方を表で確認する
依頼から契約までの流れを、やることごとに並べました。
気になる段階があれば、そのリンク先から読み進めれば十分です。
この流れは、1社目が決まらないと始まりません。
シロアリ110番は条件を問わず受け付けているので、まず日程だけ押さえられます。
相見積もりを比べる5つの手順
ここからは、実際に進めるときの順番を追っていきます。
まずは、依頼する前の準備からです。
手順1 自宅の条件を書き出す
問い合わせる前に、自宅の情報を紙かメモに書き出しておきます。
ここでそろえておくと、どの業者にも同じ内容を伝えられます。
その場で思い出しながら話すと、社ごとに伝える内容がずれてしまいます。
- 1階の床面積と延床面積
- 建てた年と、これまでの施工歴
- 羽アリや床の沈みなど気になる点
- 希望する保証の年数
面積は、間取り図か固定資産税の課税明細書で確認できます。
床下の処理が中心なので、1階の面積を聞かれることが多くあります。
前回の保証書が残っていれば、施工日と業者名もそこに載っています。
手順2 同じ内容で依頼する
条件がそろったら、各社に同じ内容で問い合わせます。
このとき希望する保証の年数まで伝えておくのがポイントです。
年数が違えば金額も変わるため、そろえないと比べられなくなります。
金額の目安を先に知っておきたい場合は、料金表を公開している業者で概算を見ておく方法もあります。テコラは1階の床面積を入れるだけで、電話番号の入力なしに概算まで進められます。対象は関西の2001年以降に建築された戸建てです。
数字の感覚を先につかんでおくと、出てきた金額を落ち着いて読めます。
問い合わせのときは、折り返しの連絡方法も伝えておきましょう。
日中に電話が取れない場合は、メールでのやり取りを頼むこともできます。
点検の日程は、2社をあまり離さないほうが比べやすくなります。1社目から1週間以上あくと、説明された内容を忘れてしまうためです。同じ週のうちに2社見てもらえると、記憶が新しいまま並べられます。
連絡の取りやすさも、その業者と付き合えるかの手がかりになります。
手順3 現地を見てもらう
正確な金額は、床下を見てもらってはじめて出てきます。
点検の日は、できるだけ立ち会って説明を聞いてください。
床下の写真を撮ってもらえるかどうかも、事前に確認しておくと安心です。
点検の当日に聞いておきたいのは、床下の高さや通れない区画があったかどうかです。作業のしやすさは金額に直結するため、なぜその金額になるのかの説明にもつながります。写真があれば、2社目に伝えるときの材料にもなります。
1社目の点検が終わったら、その内容を2社目にも伝えます。
同じ床下を別の人が見れば、違う見立てが出てくることもあります。
見立てに差が出たときこそ、その理由を聞いておきたい場面になります。
手順4 項目をそろえて並べる
見積書がそろったら、合計金額ではなく項目で並べます。
紙に4つの列を作って、社ごとに書き写すのがいちばん早いです。
並べてみると、金額の差がどこから来ているかが見えてきます。
- 施工する面積と、その数え方
- 土壌処理と木部処理の両方が入っているか
- 保証の年数と、対象になるシロアリの種類
- シロアリ予防以外の工事が混ざっていないか
この4つがそろえば、安いほうを選ぶ理由が自分の言葉で説明できます。
説明できないまま金額だけで決めてしまうと、あとから迷いが残ります。
読み方の詳細は、このあとの見積書の項目の読み方で解説します。
手順5 持ち帰って決める
最後は、その場で決めずに一度持ち帰ることです。
点検のあとに床下の写真を見せられると、判断を急ぎたくなります。
ただし、比べる前に決めてしまうと妥当性を確かめられません。
持ち帰って考えたいと伝えれば、通常は日を改めてもらえます。写真と見積書を残してもらえば、家族と相談する材料にもなります。急がせる理由がきちんと説明されない場合は、いったん保留にしてかまいません。
被害が進んでいる場合は、急ぐ理由そのものは説明されるはずです。
その説明に納得できるかどうかが、判断の分かれ目になります。
契約前の確認はシロアリ予防の契約前に確認すべき7項目にまとめています。
見積書の項目の読み方
並べたときに読み取りにくい部分を、3つ取り上げます。
まずは、いちばん見落としやすい単位の話からです。
数量の単位が何になっているか
見積書には、数量と単位が書かれています。
ここで坪で書く業者と平米で書く業者があります。
単位が違うまま単価を比べると、まったく違う結論になります。
1坪はおよそ3.3平米なので、単位が違う場合はどちらかに換算してから比べてください。加えて、その数量が延床面積なのか1階の面積なのかも確認が要ります。床下の作業が中心なので、1階の面積で数える業者もあります。
数量が自宅の面積と合っているかも、その場で確かめておきましょう。
手順1で書き出しておけば、その場で照らし合わせられます。
数字が違っていれば、なぜその数量になるのかを聞いてください。
一式と書かれているとき
「工事一式」とだけ書かれた見積書が出てくることがあります。
この書き方だと、何をするのかが読み取れません。
日本しろあり対策協会は、土壌処理と木部処理の両方を行うとしています。
参照:公益社団法人 日本しろあり対策協会「シロアリ防除の方法」
そのため、この2つが書かれているかを最低限の確認点にできます。内訳を出してもらえないか聞いてみて、対応してもらえるかどうかも判断の材料になります。断られた場合は、その理由を聞いておきましょう。
工法によっても、見積書に並ぶ項目は変わります。
屋外に容器を埋める工法なら、床下の処理は出てきません。
工法の違いはバリア工法とベイト工法の違いで解説しています。
別の工事が混ざっていないか
3つ目は、シロアリ予防以外の工事が入っていないかです。
床下換気扇や調湿剤は、シロアリ予防とは別の工事にあたります。
点検で湿気を指摘され、一緒にすすめられることがあります。
必要な工事である場合もあるので、断るべきという話ではありません。ただし合計に混ざっていると、シロアリ予防そのものが高いのか安いのかが読めなくなります。項目を分けて出してもらってください。
分かれていれば、今回必要なものだけを選べます。
残りは次の機会に回すという判断も、自分で決められるようになります。
2社目に頼むときも、同じ分け方で出してもらうようにしましょう。
業者に聞いておくこと
見積書に書かれていない部分も、口頭で確かめておきます。
まずは、年数だけではわからない保証の中身からです。
保証の条件
保証は年数だけを見ると、判断を誤りやすい部分です。
同じ年数でも、対象になるシロアリの種類が違うことがあります。
途中の点検を受けることが条件になっている場合もあります。
確認したいのは、対象になるシロアリの種類、途中の点検が必要かどうか、期間内に発生したときの対応、そして保証書が書面で残るかの4点です。口頭で聞いた条件は、数年後には双方とも覚えていません。
年数が長いほど、この条件の有無が効いてきます。
10年保証では、対象になる家に条件が付いていることもあります。
年数ごとの考え方は5年保証と10年保証の値段で整理しています。
当日の過ごし方
意外と聞き忘れるのが、施工当日の過ごし方です。
作業にどれくらいの時間がかかるのかを聞いておきましょう。
家にいる必要があるのか、外出したほうがいいのかも変わります。
- 作業にかかるおおよその時間
- 家族やペットの過ごし方
- 床下の点検口をどこから使うか
- 家具や荷物を動かす必要があるか
点検口が収納の中にある家では、中身を出しておく必要があります。
当日になって慌てないよう、先に聞いておくと落ち着いて進みます。
小さなお子さんやペットがいる場合も、この段階で相談できます。
追加の費用が出る場合
最後に聞いておきたいのが、追加の費用が出る条件です。
床下は開けてみて初めてわかる部分がある場所です。
そのため、事前の見積もりから変わる可能性はゼロではありません。
大事なのは、どういう場合に追加になるのかを先に聞いておくことです。そのうえで、追加が出そうなときは着手前に連絡してもらう約束をしておけば、あとから知らされて困る事態を避けられます。
この約束は、見積書か契約書に書いてもらうのが確実です。
書面に残っていれば、当日のやり取りで揉めることが減ります。
逆に、追加は一切ないと言い切られた場合も、その根拠を聞いておくと安心です。床下を見たうえでの判断なのか、それとも一律にそう案内しているのかで意味が変わります。
ここまで聞けていれば、比べるための材料はひと通りそろっています。
断り方と、そのあとの進め方
相見積もりで気が重くなりやすいのが、断る場面です。
まずは、選ばなかった業者への伝え方からです。
断るときの伝え方
相見積もりは、業者の側も想定している進め方です。
そのため断ること自体を気に病む必要はありません。
連絡は電話でもメールでもよく、決まった形式はありません。

わざわざ床下まで見てもらったのに、断りの連絡を入れるのは気が引けるな
その場合も、他社に決めた旨を一言伝えれば十分です。
理由を細かく説明する義務はなく、金額を明かす必要もありません。
連絡を入れておけば、次の機会にまた頼むこともできます。
その場で契約を求められたら
点検の直後に、その場での契約を求められることがあります。
このとき、急がせる理由が説明されるかどうかを見てください。
被害が進んでいるなら、その根拠を写真とあわせて示せるはずです。
説明がないまま今日だけの条件を持ち出される場合は、いったん保留にしてください。訪問してきた業者とその場で契約するのは避けたい進め方です。不安なタイミングを狙った訪問販売のトラブルは、実際に起きています。
持ち帰りたいと伝えて、見積書と写真を残してもらいましょう。
それを持って別の業者にも見てもらえば、判断するための材料が増えます。
見分け方はシロアリ予防の訪問販売トラブル!契約前に見抜く10の注意点にまとめています。
見積もりを依頼できる相談先
最後に、どこに頼めばいいかを整理します。
まずは、地域を問わず頼める窓口からです。
全国どこでも頼みたい場合
住んでいる地域を問わず頼みたいなら、全国対応の窓口が候補になります。
シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付は24時間365日です。
エリアや築年数の条件がないため、対象かどうかを調べる手間がかかりません。
相見積もりは、1社目が決まらないと始まりません。条件を調べる手間がかからない窓口を1社目に置くと、そこから先の日程を組みやすくなります。夜間しか時間が取れない方でも、受付だけは進められます。
実際の評判はシロアリ110番の評判と口コミで整理しています。
シロアリ110番は条件を問わず受け付けているので、まず1枚取れます。
費用をかけずに1社目を確保する
相見積もりでは、点検そのものに費用がかかるかも気になります。
キャッツは調査と見積もりの提出まで費用がかからないと公式に記載しています。
築年数の条件も示されていないため、対象を調べる手間がありません。
| 項目 | 内容 |
| 保証 | 施工後5年間。期間内の発生は費用なしで防除施工 |
|---|---|
| 事業所 | 全国25ヶ所(2026年1月現在) |
| 使用する薬剤 | 日本しろあり対策協会の施工方法に基づいた薬剤 |
| 保険 | 施工に起因する事故に備えてPL保険に加入 |
| 調査・見積もり | 費用なしで実施 |
くわしい条件はキャッツのシロアリ予防の料金で整理しています。
事業所のあるエリアかどうかは、問い合わせのときに確かめられます。
キャッツは調査と見積もりの提出まで費用がかからないので、1社目にも2社目にも置けます。
シロアリ予防の見積もりについてよくある質問
最後に、見積もりについてよく出る質問をまとめました。
- Q見積もりは何社から取ればいいですか?
- A
- Q相見積もりを取っていると業者に伝えていいですか?
- A
- Q電話だけで金額を出してもらえますか?
- A
- Q見積書に「一式」としか書かれていません。大丈夫ですか?
- A
- Q施工の途中で追加の費用が出ることはありますか?
- A
まとめ:同じ条件で頼めば違いが見えてくる
相見積もりで大事なのは、社数より条件をそろえることです。
同じ内容で頼めば、金額の差がどこから来ているかが見えてきます。
とはいえ、この流れは1社目が決まらないと始まりません。
まず1枚あれば、2社目は同じ条件にそろえて頼めます。
比べるための物差しは、その1枚から手に入ることになります。
床下の傷みは考えている間も進むので、確かめるのが早いほど手は多く残ります。
シロアリ110番はエリアや築年数の条件がなく、受付も24時間365日です。

