シロアリ予防の時期はいつ?春の羽アリを見たときの動き方3ステップ

予防の基本

家のまわりで羽アリを見かけたけど、シロアリ予防っていつ頼めばいいんだろう…

この記事では、シロアリ予防の時期と春の羽アリへの対応について解説します。

結論からお伝えすると、予防だけなら3月〜5月か9月〜11月が動きやすい時期です。

ただし羽アリを見た場合は、時期を待たずにその日のうちに動いてください。

羽アリを見た日は、記憶が新しいうちに床下を見てもらうのがいちばん確実です。

シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付も24時間365日で動いています。

受付は24時間365日

結論:予防は春先か秋、羽アリを見たら時期を待たない

時期の話は、予防だけの場合と羽アリを見た場合で答えが変わります。

まずは、予防だけを考えている場合の時期からです。

予防だけなら3月〜5月か9月〜11月

被害が出ていない家で予防だけを考えるなら、春先か秋が動きやすい時期です。

理由は床下が乾いていて作業しやすく、気温も極端ではないことにあります。

春については、もうひとつ理由があります。

日本しろあり対策協会によると、ヤマトシロアリの羽アリが飛ぶのは4〜5月の昼間です。3月のうちに予防を済ませておけば、羽アリの時期を落ち着いて迎えられます。

ただし、この時期でなければできないという工事ではありません。

床下の作業が中心なので、季節による向き不向きはそれほど大きくありません。

次にやる年の数え方はシロアリ予防は何年ごとに必要かで解説しています。

羽アリを見た場合は時期に関係なく動く

一方で、羽アリを見た場合は話がまったく変わります。

羽アリは新しい巣をつくるために飛び立つ個体で、近くに巣がある可能性を示すものです。

この場合は予防ではなく、まず今の状態を確かめる段階になります。

羽アリを見た日は、写真と時刻をメモしておいてください。あとから点検を頼むときに、業者がどこを重点的に見ればいいかの手がかりになります

群飛は短い期間で終わるため、その日を逃すと手がかりが残りません。

季節が春でも秋でも、見た時点で点検の日程を押さえるのが先です。

予防に適した時期を待ってから、という考え方は当てはまりません。

時期ごとの目安を表で確認する

季節ごとの動きやすさを、床下の状態と合わせて並べました。

気になる季節があれば、そのリンク先から読み進めれば十分です。

時期動きやすさくわしく読む
3月〜5月床下が乾いていて作業しやすい春と秋の理由
6月〜8月床下が高温多湿になりやすい梅雨と真夏
9月〜11月気温が落ち着き日程を選びやすい春と秋の理由
12月〜2月施工はできるが寒冷地は注意冬に頼む場合
羽アリを見た日時期を問わずすぐ点検見つけたときの動き方
羽アリの群飛時期は日本しろあり対策協会「羽アリが飛ぶ時期はいつごろですか?」より

表のとおり、季節で頼めなくなる時期はありません。

シロアリ110番は時期を問わず受け付けているので、まず日程だけ押さえておけます。

時期を問わず受付中

羽アリが飛ぶ時期は種類で決まっている

羽アリは、種類ごとに飛ぶ月と時間帯が違います。

まずは、春に見かけることの多いヤマトシロアリからです。

春の昼間に飛ぶのはヤマトシロアリ

日本の住宅を食害するシロアリで、いちばん広く分布しているのがヤマトシロアリです。

日本しろあり対策協会によると、群飛するのは4〜5月の昼間とされています。

参照:公益社団法人 日本しろあり対策協会「羽アリが飛ぶ時期はいつごろですか?」

同じ協会の資料では、地域によるずれも示されています。沖縄では2月ごろ、東北・北海道では6月ごろが群飛の時期です。お住まいの地域で見かける月は、この幅の中で前後します。

ヤマトシロアリは塊状の巣をつくらず、加害している場所がそのまま巣になります。

湿ったところを好むため、主に建物の下のほうが食べられます。

春の昼間に窓辺で羽アリを見たら、この種類の可能性を考えてください。

初夏の夜に飛ぶのはイエシロアリ

もうひとつ住宅を食害するのが、イエシロアリです。

群飛は6〜7月の夜で、電灯に飛んでくると協会の資料に示されています。

夜に窓や玄関の明かりに集まってきた場合は、こちらの可能性があります。

協会の資料では、イエシロアリは建物や土の中に塊状の大きな巣をつくり、数十万匹、大きいものでは100万匹に達するとされています。乾いた木材でも水を運んで湿らせながら食べるため、被害が建物全体に及ぶ点がヤマトシロアリとの違いです。

そのため、夜の羽アリのほうが急ぐ理由が大きいといえます。

ただし、種類の判断そのものは見た目だけでは難しい部分もあります。

飛んだ月と時間帯をメモしておけば、点検のときに種類の判断材料になります。

シロアリの羽アリと黒アリの見分け方

羽アリを見ても、シロアリなのか黒アリなのかで対応が変わります。

日本しろあり対策協会は、触角・翅・腰の3か所で見分けられるとしています。

見る場所シロアリ黒アリ
触角数珠状(真珠のネックレスのよう)「く」の字状
翅4枚ともほぼ同じ大きさ前の翅が後ろより大きい
腰くびれがなく寸胴細くくびれている
参照:公益社団法人 日本しろあり対策協会「シロアリの見分け方を教えてください」

いちばん見やすいのは腰で、寸胴ならシロアリ、くびれがあれば黒アリです。

とはいえ、小さな虫の腰を肉眼で見分けるのは簡単ではありません。

迷ったときは、拡大して撮った写真を点検のときに見せるのが確実です。

羽アリを見つけたときの動き方3ステップ

実際に羽アリを見つけたときの手順を、順番に整理します。

まずは、やってしまいがちで避けたい行動からです。

やってはいけないこと

羽アリを見ると、まず市販の殺虫剤をかけたくなる方が多いです。

ただし、見えている羽アリを退治しても巣は残ったままです。

むしろ、薬剤を嫌って群れが別の場所へ移動してしまうことがあります。

床下や壁の中に薬剤を自分で流し込むのも避けてください。散らばった群れを追いかけることになり、あとから点検する業者が被害の範囲をつかみにくくなります。掃除機で吸い取って捨ててしまうのも、証拠が残らないのでおすすめしません。

また、羽アリを見た直後に訪問してきた業者へその場で契約しないことも大切です。

不安なタイミングを狙った訪問販売のトラブルは、実際に起きています。

見抜き方はシロアリ予防の訪問販売トラブル!契約前に見抜く10の注意点にまとめています。

最初にやっておくこと

やることはシンプルで、記録を残すことに尽きます。

羽アリそのものを何匹か残しておくと、種類の判断に使えます。

透明な袋やフィルムケースに入れておけば、点検のときにそのまま渡せます。

  • 羽アリを数匹だけ残しておく
  • 見つけた場所を写真に撮る
  • 見た日付と時刻をメモする
  • 数匹か、数十匹かの規模を書き留める

とくに時刻は種類を絞る手がかりになります。

昼間ならヤマトシロアリ、夜に明かりへ集まったならイエシロアリの可能性です。

場所の写真は、床下のどこを重点的に見るかの判断に使われます。

床下を見てもらう

記録が取れたら、床下の点検を依頼します。

羽アリが出た家では、床下に蟻道や蟻土が残っていないかを確認します。

蟻道は、シロアリが地面から建物へ上がるためにつくる土のトンネルです。

協会の資料では、基礎や束石、土台に蟻道がついていないかを確かめるのが手がかりになるとされています。木材の割れ目や継ぎ目に土砂が詰まっている蟻土も、同じく手がかりのひとつです。

点検の結果によって、予防だけで済むのか駆除も必要かが分かれます。

使う工法の違いはバリア工法とベイト工法の違いで解説しています。

シロアリ110番なら受付が24時間365日なので、羽アリを見た日のうちに枠を押さえられます。

見た日のうちに枠を確保

季節ごとの施工のしやすさ

季節ごとに、床下の状態と業者の混み方が変わります。

まずは、動きやすいとされる春と秋からです。

春と秋が動きやすい理由

春と秋がすすめられるのは、床下の環境が落ち着いているからです。

梅雨や真夏に比べて床下が乾いていて、薬剤がなじみやすい状態になります。

作業する側にとっても、狭い床下で動きやすい気温です。

春がいいのはわかったけど、その時期って業者も混んでいそう。予約が取れるか心配だな

そのとおりで、羽アリの時期は問い合わせが集中しやすい期間です。

そのため、予防だけなら3月のうちに動いておくと日程を選びやすくなります。

秋は羽アリの時期から外れているので、そもそも混みにくい期間です。

梅雨と真夏に頼む場合

梅雨や真夏でも、施工そのものはできます。

ただし床下が高温多湿になり、作業する側の負担が大きくなる時期です。

床下の地面が湿っていると、土壌への処理がなじみにくい面もあります。

床下が湿っている状態を業者から指摘された場合は、湿気そのものへの対策を一緒にすすめられることがあります。床下換気扇や調湿剤はシロアリ予防とは別の工事なので、見積もりを分けて出してもらってください。

一方で、羽アリを見た場合は季節を理由に待つ必要はありません。

イエシロアリの群飛は6〜7月なので、この時期の発見自体は珍しくありません。

床下の状態を確かめる点検は、天候や気温にあまり左右されません。

冬に頼む場合と寒い地域の注意

冬もシロアリ予防の施工はできます。

羽アリの時期から離れているぶん、問い合わせが落ち着いていて日程を選びやすい時期です。

床下も乾いていることが多く、作業する条件としては悪くありません。

気をつけたいのは寒い地域です。床下の地面が凍っていると土壌への処理ができないため、雪どけを待ってからの施工になることがあります。北海道や東北では、日程を決める前にその点を業者に確認しておくと安心です。

年末年始は休業する会社が多いので、その前後は日程が詰まりやすい点も覚えておきましょう。

逆にいえば、1月後半から2月は比較的落ち着いている時期になります。

春の羽アリの時期までに済ませたい方は、この期間が候補になります。

雨の日の施工はどうなるか

予約した日が雨になった場合の扱いを整理します。

まずは、雨でも問題にならない理由からです。

床下作業なので雨でもできる

雨の日に施工して大丈夫か、という質問はよく出ます。

結論としては、作業の中心が床下なので雨の影響を受けにくいです。

土壌への処理も木部への処理も、屋根の下で行う作業になります。

床下への出入り口は室内の収納や和室の畳の下にあることが多く、外を通らずに作業できる家がほとんどです。作業員が出入りするときに玄関が濡れやすい点だけ、養生を頼んでおくと気が楽になります。

そのため、小雨や曇りであれば予定どおり進むのが一般的です。

天気を理由に日程を延ばすと、そのぶん着手が遅れることにもなります。

不安であれば、予約のときに雨天時の扱いを聞いておきましょう。

見送ったほうがいい天候

一方で、見送りを相談したほうがいい天候もあります。

目安になるのは、床下の地面が水を含んでいるかどうかです。

土がぬかるんでいる状態では、土壌への処理がなじみにくくなります。

  • 土砂降りが続いている日
  • 床下に水がたまっている状態
  • 台風や大雨の直後
  • 基礎の外側にも処理をする予定の日

とくに床下に水がたまっている場合は、当日に判断してもらうのが確実です。

実際に潜って見なければ、状態はわからない部分だからです。

大雨のあとは、床下が乾くまで数日空けてもらう相談もできます。

時期に合わせた業者の選び方

急いでいるのか、落ち着いて進めるのかで向いている業者が変わります。

まずは、羽アリを見て急いでいる場合からです。

急いで見てほしい場合

羽アリを見た日に動きたいなら、受付時間の長さが決め手になります。

シロアリ110番は全国47都道府県に対応し、受付は24時間365日です。

夜に羽アリを見た場合でも、その時間のうちに相談を入れられます。

エリアや築年数の条件を設けていないため、対象かどうかを調べる手間がかかりません。イエシロアリの群飛は夜なので、夜間に受け付けている窓口があるかどうかは実際に効いてきます。

実際の評判はシロアリ110番の評判と口コミで整理しています。

シロアリ110番ならエリアや築年数の条件がないので、まず枠だけ押さえておけます。

全国47都道府県に対応

落ち着いて予防を進める場合

羽アリを見ておらず、予防だけを考えている場合は選び方が変わります。

5年ごとに続けていく前提なら、条件の制限が少ない業者のほうが続けやすいです。

キャッツは事業所が全国25ヶ所にあり、築年数の条件は示されていません。

項目内容
保証施工後5年間。期間内の発生は費用なしで防除施工
事業所全国25ヶ所(2026年1月現在)
使用する薬剤日本しろあり対策協会の施工方法に基づいた薬剤
保険施工に起因する事故に備えてPL保険に加入
調査・見積もり費用なしで実施
株式会社キャッツ公式サイトの記載をもとに作成(2026年8月時点)

くわしい条件はキャッツのシロアリ予防の料金で整理しています。

保証年数ごとの考え方は5年保証と10年保証の値段にまとめています。

キャッツは調査と見積もりの提出まで費用がかからないので、秋のうちに動いておけます。

調査と見積もりは費用なし

関西で10年保証を選びたい場合

施工の回数を減らしたいなら、10年保証を出している業者も候補になります。

テコラは10年保証を掲げていますが、対象は関西の2001年以降に建築された戸建て住宅です。

地域と築年数の両方が条件になるため、まず自分の家が当てはまるかを確認します。

項目内容
保証10年(ヤマトシロアリ・イエシロアリが対象)
対応エリア大阪府全域、奈良北西部、兵庫・京都・滋賀・和歌山の一部
対象の住宅2001年以降に建築された戸建て
料金1階床面積による4つの定額プラン
受付方法ウェブ予約(電話番号の入力なしで概算を確認できる)
株式会社テコラ公式サイトの記載をもとに作成(2026年8月時点)

条件から外れる場合は、5年ごとに続ける前提で選ぶほうが現実的です。

料金の考え方はテコラのシロアリ予防の料金で整理しています。

テコラは電話番号の入力なしで概算まで進めるので、条件が合うかを先に確かめられます。

条件と金額をその場で確認

シロアリ予防の時期と羽アリのよくある質問

最後に、時期や羽アリについてよく出る質問をまとめました。

Q
春に羽アリを見たら被害が出ているのですか?
A

そうとは限りませんが、近くに巣がある可能性を示すサインです。

そもそも黒アリの羽アリだったというケースもあります。

見分け方はシロアリの羽アリと黒アリの見分け方で解説しています。

Q
羽アリに殺虫剤をかけてしまいました。問題ありますか?
A

見えている個体が減るだけで、巣そのものは残ります。

数匹だけでも残しておくと、点検のときに種類の判断に使えます。

詳しくはやってはいけないことをご覧ください。

Q
雨の日に予約が入っていますが、延期すべきですか?
A

小雨や曇りであれば、作業は床下が中心なので予定どおり進みます。

床下に水がたまっている場合は、当日に判断してもらってください。

目安は見送ったほうがいい天候にまとめています。

Q
真夏や真冬でもシロアリ予防はできますか?
A

どちらの季節でも施工はできます。

ただし寒い地域では、床下の地面が凍っていると延期になることがあります。

詳しくは冬に頼む場合と寒い地域の注意をご覧ください。

Q
夜に明かりへ集まってきた羽アリは何ですか?
A

日本しろあり対策協会によると、イエシロアリは6〜7月の夜に群飛して電灯に飛来します。

巣が大きくなりやすい種類なので、早めに床下を見てもらってください。

特徴は初夏の夜に飛ぶのはイエシロアリで解説しています。

まとめ:予防は春先か秋、羽アリを見た日はその日のうちに動く

シロアリ予防の時期は、予防だけなら3月〜5月か9月〜11月が動きやすい季節です。

ただし羽アリを見た場合は、季節に関係なくその日のうちに動くのが先になります。

時期の目安がわかっても、床下が今どうなっているかは外から見えません。

一度見てもらえば、予防だけで足りるのか駆除も要るのかがはっきりします。

群飛は短い期間で終わるので、記録が新しいうちのほうが手がかりも多く残ります。

撮った写真と残した羽アリは、点検の日にそのまま見せれば大丈夫です。

シロアリ110番は受付が24時間365日なので、記録を持ったまま相談できます。

記録を持ったまま相談できる
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